20代女性の腰痛治療(ぎっくり腰)

部屋の掃除中にぎっくり腰になってしまった…

20代 女性 大学生
来院理由 来院日前日にぎっくり腰を発症し来院
通院回数 14回
治療メニュー 整骨治療

 

症状(初回来院時)

来院前日にぎっくり腰を発症し、痛みから腰が固まってしまい歩幅も小さく歩きながらご来院。

検査

自覚痛(NRS)…7

 

徒手検査

腰部に関する全ての動きが痛みにより制限あり。

中でも「後屈」「左側屈」「左回旋」が痛みが顕著に表れた。

過去の外傷歴

特になし

治療目標

治療開始時点で「起床時痛」や大学で講義を受ける際の座りっぱなしなど腰の痛みから日常に制約が多い状態であったので早期にぎっくり腰による「痛み」の改善と日常生活の質を高めていけるように治療を進めていくこととなりました。

 

治療と経過

今例ではぎっくり腰における組織修復の流れに則って治療を進めていきました。

炎症期の治療1回~4回目

炎症期では主に痛みの緩和の為、物理治療器・関節可動域改善のためのアクチベーター治療・テーピング固定を行った。

治療の頻度として1日起きに実施。

治療開始から7日目には炎症が改善する。

 

増殖期の治療5回~11回目

増殖期においては筋細胞・コラーゲン・毛細血管の増殖が起き修復過程において重要な段階になります。

炎症期に行っていた物理治療も前半では使用しながら

〇アクチベーター治療

〇ストレッチ

〇筋膜リリース

〇運動療法

を中心に行っていきました。

9回目の時期までは日常での痛みは出るものの大きな支障は無くなり大学での生活にも問題が無くなっていきました。

動作として座り方の癖(足を組む)から左側の腰とお尻の張り感が顕著だったので筋膜リリースをかけながら筋肉を動かしていき滑らかな動きを構築していきました。

自宅でも身体を動かすように運動メニューをご指導いたしました。

〇マッケンジーエクササイズ

〇キャット&ドッグ

〇体側ストレッチ

〇座位での殿筋ストレッチ

 

成熟の治療12回~14回目

成熟期においては痛みに対するアプローチでは無く患部を取り巻く環境を強化していくことが重要です。

よって筋・関節の柔軟性可動域に加えてリハビリトレーニングを中心に実施しました。

 

〇ドローイン

〇ヒップリフト

〇クランチ

〇ヒップアブダクション

〇ワイドスクワット

上記のメニューを毎日実施してもらい全ての日常動作に痛みや支障が無くなりぎっくり腰が治癒したと判断し終了しました。

 

 

行った治療方法

治療を振り返って

今回の症例は「急性のぎっくり腰」の治療となりました。

日々ご来院される「慢性腰痛」の方々は最初にぎっくり腰になりその後「創傷治癒」の途中の段階で治療を中止してしまったり治療を受けずに治りきらず再負傷してしまうケースが多いです。

今例では最後の成熟期までしっかり治された理想のケースでした。

 

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投稿者

清水 玲
清水 玲
2003年から治療家人生をスタートし2018年「わたしの整骨院」を開業する。現在に至るまでに約16万人の治療に携わる。
資格/柔道整復師 JATI-ATIトレーナー