肩から背中にかけての不快な痛み　３０代男性

 

先週、御来院された患者様の症例報告です。

痛みに加え、肩が思うように動かない

今回の主訴は左側の肩から背中にかけての痛みが取れないと言う事で診させていただきました。

カウンセリングの段階で筋肉や関節などには強い炎症はなく筋肉の柔軟性のアンバランスと骨格の歪みからの関節可動域の低下によるものと推測はできましたが一つ一つ丁寧に検査を行いました。

 

（頚椎）検査

後屈時（上を向く）と左回旋（ねじる動き）時に弱い可動制限はあるものの大きな痛みなどは無し。

 

（肩関節）検査

健側（痛くない側）に比べると患側の可動域に制限あり。

 

（肩甲骨）検査

健側（痛くない側）に比べると患側は上方回旋・下方回旋・内転動作に制限大きくありました。

（骨盤・股関節）検査

加え、バランスチェックの段階で左右の肩関節や肩甲骨の位置だけでなく腸骨（腰骨）の左右の高さもかなり違っていたので股関節・骨盤の可動域を確認してみると「右股関節」の動きが全然動かない状態でした。

 

左側の肩甲骨・肩関節の動きを悪くしている一つの要因として自覚がなかった骨盤周囲の歪みの問題も浮き彫りになってきました。

 

トータルアクチベーター治療

今回は続けての治療が行えないので６０分近く時間をかけて全身をトータルで治療+運動指導しました。

 

治療結果

アクチベーター治療で骨格の歪みを治、関節可動域を左右差無く治療しメディカルストレッチと筋膜リリースで筋肉の柔軟性をしっかり改善し、本来の健康的でかつ動ける状態まで戻しました。

 

しかし、筋・腱内に存在する筋・腱紡錘（伸長センサー）の影響で戻りやすい為、治療後にセルフストレッチと関節運動の指導を行わせていただきました。

 

今後はセルフケアを行っていただき、また東京へ来る際にはまた治療を行っていただこうと思います。

 

今回は定期的な治療が行えないケースではありましたが、例え一回でも必ず良い結果を出す為には「その方に合わせた治療」の重要性を感じました。

 

なんにせよ喜んで帰っていただいて良かったです（笑）