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治療レポートと患者様の声～頭痛と首の痛み～

2018年12月14日 / 最終更新日 : 2018年12月14日清水　玲患者様の声

治療レポートと患者様の声～頭痛と首の痛み～

Contents

1 自分の体の状態を客観的にみられるようになってきました
2 治療レポート
- 2.1 初診時の状況

自分の体の状態を客観的にみられるようになってきました

K・K様　40代女性　会社員

（主訴）頭痛・首肩の痛み・背中のはり感・右手の痛み
（他の症状）腰痛・膝の痛み
（治療回数）14回　　現在は定期的にメンテナンス治療を継続中

元々、頭痛症状があり、日々のデスクワーク作業が加わる事によって手が痛くなり字を書くのも困難になり来院されました。

治療レポート

初診時の状況

（主訴）頭痛・首肩の痛み・背中のはり感・右手の痛み

（その他症状）腰痛

（痛みの強さと性質）右手ーレベル７～痛みを10段階で評価します～　重苦しい・力が入らない

その他ーレベル５～痛みを10段階で評価します～ズキズキ・重苦しく締め付けられる痛み

（治療へ対する考え方）未来を見据えて根本治療をしたい・良くなるのであれば何でも受けたい・刺激がソフトな施術を望む

各部位の状態

[頭]

側頭部（こめかみ）－特に右側に痛みが出やすい。頭皮・表情筋の動きは硬い

[顎]

開口時に可動制限は顕著ではないが右顎関節の最終可動域あたりでクリック音あり

[首]

前屈ー肩甲骨間の背部にはり感
後屈ー頚椎4・５間の椎間関節に痛み
右側屈ー左僧帽筋上に痛み
左側屈ー右僧帽筋上に痛み

[手関節]

伸展（背屈）+屈曲（掌屈）ー抵抗あり。手根骨の配列に問題があり可動制限。
橈屈ー母指側に違和感。
フィンケルシュタインテストー+
スナフボックス圧痛+母指球筋、過緊張

[腰]
後屈ー腰仙部に鈍痛
左ケンプー左腰へ違和感

[股関節]

右ー屈曲+外転+外旋制限
左ー屈曲制限

[骨格バランス]後頭部ー右↓左↑　肩ー右↓左↑　肩甲骨ー右↓左↑　腰ー右↑左↓

さあ、今回は非常に痛みを訴えている箇所も多くどこからアプローチしていくか？

というところから考えていきました。

私も患者様のコンディションが悪いほど燃えるタイプなのでしっかりと診させていただきました。

治療結果

現在、首肩・右手の痛み・腰の痛みは完治。頭痛は症状の頻度は減少しているが継続して治療中。

回数14回。

現在は継続してメンテナンス治療。

（初診6/23）多くの症状があるわけですが、主訴の頭痛と腱鞘炎状の問題を取る前に脊柱のバランスが強く崩れていたのでまずは股関節からアプローチし骨盤の可動性を確保。続いて背中の胸椎を治療しようかとも思いましたが頭・首側の緊張から僧帽筋・脊柱起立筋の過緊張により胸椎の動きに問題があったので先に頚椎を治療しました。そして手関節に関連する部位を治療しテーピングで保護。

6/30ー作業時の手の痛みが軽減し力が入りやすくなってきた。同時に肩甲骨の治療を加え腕を含めた肩全体の可動域を改善。同時に肩周りの運動指導開始。

7/3ー手の痛みが更に和らぎ以前は毎日痛かったのが日によって痛む日と痛まない日が出てきた。

7/7ー手の痛みは楽だが台風の影響で頭が重い。

7/14ー骨盤・股関節の動きや左右差が改善し腰痛を感じなくなってきた。

7/17ー歯の矯正を始める。顎のはり感と同時にこめかみの痛みが増す。頭蓋骨治療を行う。

7/21ー頭痛・顎・首の緊張が改善して楽。

7/28ー治療日数日前に熱中症にかかる。両膝の痛みが出てきた。

8/4ー動き始めの両膝の痛み軽減するも不安感残る。集中して治療し足のアーチを作る。

8/15ー前回以降、足が軽く膝の痛みは消失。

8/17ー台風の影響+職場の冷房で冷えすぎて再び頭痛がする（頭蓋骨治療+自律神経開始）

8/25ーこの時点で完全に手首の痛みは解消。機能テーピングを卒業。（体幹の筋力強化指導1）

9/1ー仕事は忙しいが頭痛は無い。首肩の緊張感はある。

9/8ー歯の矯正具を変え顎周りの緊張から軽めの頭痛あり。安定状態に入ってきたと判断し2週間後を目安に来院してもらうよう話をする。（体幹の筋力強化指導2）

9/22ー疲れてくると時折頭痛が出る事はあるが以前のように薬を飲まずに過ごせた。手の痛み・首肩の痛み・腰痛・膝の痛みが無くなり安定したのでここで治療期間が終了になりました。

以後、頭痛のケアとコンディションを維持していく為に定期的にメンテナンス治療継続中（自費治療）

以下、K・K様からのお声です。

Q,今回どのような症状でかかりましたか？

頭痛・物を書く時、手が痛い・肩こり、首こり・背中のこわばり

Q,当院を受診したきっかけは何ですか？

紹介で。

Q,治療を受けて現在の症状はいかがですか？

ずっと体全体がだるくてたまらなかったのですが施術を受けていくにつれて体が楽になってきました。物を書いているときの手の痛みもかなり軽減されて着ました。

Q,当院は他の病院や治療院とどこが違いますか？

患者の抱えている不安を丁寧に説明してくれる事でとり除いてくれる。痛いところだけでなく体全体を診てくれる。自分の体の状態を客観的に見られるようになってきました。

実際に治療をした当院からの感想

今回の症例は当初「頭痛」「腱鞘炎様の手の痛み」から始まり途中から「腰の痛み」や「膝の痛み」など身体全体を治療する事になった症例でした。最初は１つの症状から始まるものの我慢して悪化する事によって機能できなくなった部分を他の部位でかばい負担がかかり、かばった部分も弱くなり痛んでくるという悪循環の流れだったのかとも思います。そして悪くなる原因も単純に肉体疲労のみに留まらず精神的な負担・環境の変化・内科疾患からの影響・ホルモンバランスの変化・自律神経の不調などが複雑に重なり影響していきます。それを一つ一つ患者様とのカウンセリングから手探りで探し出し解決への道筋作りが重要だと思います。1人1人、顔や性格が違えば身体のコンディションも全然違います。治療方法にも多様性が求められるとも思います。今回、またお一人のお役に立ててよかったです。まだ継続中ではありますので、この想いを忘れずに次回の治療へ臨んでいきます。

院長　清水玲

トータルアクチベーター治療/原因から根本治療/予約優先制