太もも(内もも)の痛み~治療レポート~ 

ハードル走の練習中に突然激痛が走り動かせなくなる

10代 男性 陸上競技者

来院理由 ハードル走の練習中に左内転筋を痛めた
通院回数 5回(集中治療期間内)

 

症状(初回来院時)

右側の足の付け根から内ももにかけての痛みからかばいながら歩く

椅子から立ち上がる際に痛みを訴える

検査

股関節…外転外旋時痛++ 屈曲時痛+ 内転内旋時痛+

圧痛…恥骨筋・長内転筋直上+

骨格バランス

今回は骨格バランスの左右差から起きる股関節の可動域制限と関連し股関節周囲の内転筋群の柔軟性低下が原因で起きる「筋繊維損傷」でした。

治療目標

受傷日から約三週後に大会が控えていたので「筋肉」の治療と管理だけでなく骨格バランス調整・早期から行えるリハビリトレーニングも行って「本番まで間に合わせよう!」約束し治療に臨みました。

治療と経過

初診時…患部の炎症反応を助長しないよう注意しながらアクチベーター(骨格矯正)・ストレッチ・指圧を行い患部には物理治療器を使用しテーピング固定を施す。治療終了後は荷重痛はあるものの来院時より歩きやすくなる。

 

2回目…患部の炎症反応が初診時より引いてきたが引き続きアクチベーター(骨格矯正)・ストレッチ・指圧を行い関節可動域・筋肉の柔軟性を改善する。リハトレとしてシーテッドカーフレイズなど非荷重での下肢運動を実施。

 

3回目…荷重痛が軽減し治療による関節可動域・筋肉の柔軟性を改善後はリハトレに加え自身でのボディコントロール向上のためマッケンジーエクササイズ・cat&dogなど脊柱の動作訓練を取り入れる。

 

4回目…競技再開レベルに。治療ケアとテーピングによる患部の管理を徹底する。

 

(大会参加)…無事に出場する。

 

5回目…集中治療期間の最終日。患部の痛みも無くなり骨格バランス・可動域や柔軟性の左右差が改善し、治療ケア終了後に自身でのセルフケア方法の練習を行う。

行った治療方法

治療を振り返って

今回の症例は大会が比較的「受傷日」より近いスケジュールでしたが受傷当日に治療に臨めたことと損傷の程度から無事に大会参加が叶いました。また患者様本人も大変「真剣・真面目」にリハトレに臨んでくれたことも非常に大きかったです。

「これくらいの痛みなら様子見ようかな?」

と思ってしまって治療のタイミングが遅れてしまうと治るものも治らなくなる(慢性化)こともあります。

お怪我をしてしまったり慢性でお悩みの方、ぜひご相談ください。

 

 

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投稿者

清水 玲
清水 玲
2003年から治療家人生をスタートし2018年「わたしの整骨院」を開業する。現在に至るまでに約16万人の治療に携わる。
資格/柔道整復師 JATI-ATIトレーナー