息をするのもつらいぎっくり背中 30代男性
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息をするのもつらいぎっくり背中 30代男性
日に日に朝晩と日中の寒暖差が強まり「寝ちがい」「ぎっくり腰」で負傷された患者様が多く来院されていますが先週・今週は特に「ぎっくり背中」の患者様が目立っています。
そもそもぎっくり背中って聞いた事ありますか?
ぎっくり背中を知っている方は、どのくらいいるでしょうか?
寝ちがいやぎっくり腰に比べるとかなり知名度は低いのではないでしょうか?
実際になった患者様に「ぎっくり背中ですね」なんて言うとキョトン?とした表情になる方も多いです。
ちなみぎっくり背中において損傷する組織は、他の急性症状と関連して「筋肉・筋膜・神経・関節・椎間板」が痛む事が多いです。
ただ傾向として椎間板や関節など骨由来に関係するところより筋肉・筋膜の負傷の方が多い印象を受けます。
今回は30代男性の「ぎっくり背中」についてです。
歩くだけでズキッと痛みが響く…
初来院時は背中を丸くして顔は下を向けていらっしゃいました。
検査&カウンセリングにて話を聞いてみると、
歩くだけで背中に激痛が走る…
起床するとき激痛で朝が地獄…
呼吸するだけでも痛い…
肩が挙げられない…
などなど。
まさに炎症のピークでした。
では、可能な範囲で可動検査を行います。
(肩関節)検査
挙上(まっすぐ正面に挙げる)・外転(真横に腕を挙げる)動作共に100度付近で背中の痛みの為ロック。
(頚椎)検査
前屈→背中へ痛み
後屈→背筋のロック
(腰椎)検査
前屈→背中へ痛みの為、途中から不能
後屈→可動上へは支障なし
側屈→背筋側へ引っ張られる痛み
(股関節)の可動域
右股関節の屈曲制限著明。
左股関節は屈曲+外転制限著明。
今回は背筋側の炎症でしたが股関節がベースに脊柱の軸が歪んで左右の背筋の緊張バランスが崩れた結果炎症を起こしてしまったようでした。
しっかり治療しましょう
さあ、今回は組織が負傷し炎症を伴う症例なので骨格調整だけでなく炎症減退と治癒促進を狙った治療も最初から全力でセレクトしました。
やはり炎症期に物理治療は必要ですね。
そして炎症した筋肉に関連する関節のロックを外してあげて少しでも筋肉への負担を取り除きます。
やっぱりアクチベーターは便利です。
股関節から調整し骨盤の可動域を確保し脊椎の柔軟性を作って頚椎と後頭骨まで繊細に調整です。
これでかなり動きが出てきました。
しかし炎症が強い為しっかりと患部の固定も入れていきましょう。
7.5幅テープで脊柱から仙腸関節までしっかり固定です。
炎症が強いときはこれくらいしっかり止めてあげないと駄目ですよね。
胸椎は装具固定がしにくいのでテーピングが主役です。
治療結果
初回の帰りには背中の伸ばして笑顔で帰っていきました。
そして3日後には起床時・歩行時の痛みはほとんど無くなりました。
翌週の三回目には日常へ影響がでる痛みも無く更に笑顔が溢れていました。
やはり痛みで苦しい表情をしていた方が笑顔に変わる瞬間が一番嬉しいと思う今日この頃です。
まだまだ季節の移り変わりの真っ最中。
体調が安定しにくいので、皆様もしっかりとご自愛くださいね。
トータルアクチベーター治療/原因から根本治療/予約優先制
(診察時間)
月曜日~金曜日 (午前)9:00~13:00 (午後)15:00~19:30
土曜日 9:00~14:00
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tel 03-5272-3155
当院は完全予約制ではございませんが「1人1人をしっかり診て治療する」ために1日に診察できる人数に限りがございます。加え、ご予約無しで御来院いただいても予約が埋まってしまっている場合はお断りさせていただく事もあります。初めての方は一度お電話にてお問い合わせいただきご予約をお取りいただけると幸いです。
アクセス
〒162-0044 東京都新宿区喜久井町29-12 artBLD1階
投稿者
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2003年から治療家人生をスタートし2018年「わたしの整骨院」を開業する。現在に至るまでに約16万人の治療に携わる。
資格/柔道整復師 JATI-ATIトレーナー
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