そして最後にこれから72時間かけて炎症のピークへ向かい腫れが増す可能性があるので包帯による圧迫固定。
今回は負傷した当日に処置できたので治療過程もありますが最短で治癒できればと思います。
当院では表面上の治療ではなく1秒でも早く治るよう根本からアプローチします。
それは外傷でも慢性疾患でも同じ事です。
また今後経過をアップします。
5月11日症例報告です。
今朝方、混雑している駅構内を移動している際に誤って転倒し右ひざを打撲捻挫。
そして転倒する際に右足親指を支点に転倒右足母指MP関節を捻挫。
患部を確認してみると。
患側の擦過傷の後も気になりますが明らかに健側との大きさの
違いが気になりますよね。
現時点では表れていませんが炎症性浮腫(むくみ)が起き始めていますね。
関節内の滑りを良くする滑液の分泌が起きている可能性大です。
そしてこのままだと血管からの出血も心配のもとです。
動きは過伸展痛+、90度~屈曲痛+。
膝裏を押さえながら屈曲するともう少し曲がる。
典型的に関節の炎症→浮腫→内圧上昇による可動制限ですね。
そして主訴にもあった右足親指の付け根。
健側と比べて発赤(これも一つの炎症反応)とMP関節の明らかな圧痛。
一応状況からして不全骨折(ヒビ)の疑いも消せないので音叉検査-。
ふぅ、骨折の心配は無さそうです。
一般的な処置はRICEの法則に乗っ取り安静、アイシング、固定、挙上ですがそれでは治りが緩慢になりやすいので今回はアイシングと同時に干渉波と微弱電流で炎症を抑えて。
そしてアクチベーター治療で股関節と足関節のアライメント(歪みによる可動域制限)を治し少しでも患部に体重が乗ったときに負担がかからないようにします。
そして歪みは関節可動域制限や筋肉の異常な緊張も作り出します。
それは毛細血管を圧迫し血流を含めた循環障害を引き起こします。
治癒を遅らせる要因です。
しかし今日は体内で絶賛炎症中なので血流促進をさせすぎて(※患部に対しては)も良くないので微調整。
さあ、本日メインになる固定ですが今回はキネシオタイプのテープで膝蓋骨固定テープ(膝関節の安定性を作るため)、内外側の筋サポート、膝裏のサポートテーピングを入れその上に濡らして凍らせた貼り薬。
そして親指のMP関節に対してはアーチサポートと足関節の安定性を高めるテープを入れMP関節、膝関節共に負担がかからないようにしました。
そして最後にこれから72時間かけて炎症のピークへ向かい腫れが増す可能性があるので包帯による圧迫固定。
今回は負傷した当日に処置できたので治療過程もありますが最短で治癒できればと思います。
当院では表面上の治療ではなく1秒でも早く治るよう根本からアプローチします。
それは外傷でも慢性疾患でも同じ事です。
また今後経過をアップします。